バスが禁漁なら他の釣りはいかが?野尻湖のワカサギ釣りのシステムを紹介

屋形船に乗って ワカサギ釣りを 楽しもう

皆さん、こんにちは。
だいぶ冷え込む時期になってきました。野尻湖では冬の間、バス釣りが禁漁期間に入ります。普段スモールマウスバスを狙っている私にとっては、ちょっと物足りない季節。

しかし!野尻湖には冬の風物詩の、ワカサギ釣りがあります!先日ワカサギ釣りに参加してきたので、その様子を今日はレポートします。

野尻湖のスモールマウスバスを狙いたい方はこちらが参考になります。

Contents

冬の野尻湖

野尻湖 景色

野尻湖は標高が654mのところにある比較的高地の湖です。
冬の間は寒さが厳しく、観光客や釣り客で賑わうということはありません。

あわせてバス釣りは禁止になります。
11月上旬から4月下旬までの間は、ルアーフィッシングが禁止になります。
バサーにとってはオフシーズンとなるので、他のアクティビティを探さないといけませんね。

寒いとはいえ、野尻湖は凍らない湖です。
そしてこの時期には、面白い形の船が湖上に浮かんでいます。
あれはなんでしょう?

ワカサギ釣りに利用されるドーム船

ドーム船

面白い形の船の正体は「ドーム船」です。

団体で乗船でき、船内から釣りができるよう湖面に向かって穴があいている仕様の船です。

船内はとても暖かく、あまり着込まなくても大丈夫。
基本的に船内は平面で、座布団や座椅子などが設置されています。
一人ひとりにスペース(椅子)があてがわれ、その前に穴があり湖に直結しています。
室内に居ながら釣りができるんですね。

船内

時期が時期ですから、どの船も仕切りを作るなどコロナウィルス感染対策は万全です。
参加される場合はマスク着用など自衛の手段も充実させてから楽しみましょう。

ドーム船を利用する際には、所定の料金を支払う必要があります。
後ほど詳しく解説しますが、乗船代3800円と野尻湖漁協に支払う遊漁券700円が設定されています。

野尻湖でワカサギ釣りドーム船を提供している屋形船店は、全部で10店あります。
ネット上で評判やサービスを比較して、選択するといいでしょう。
今回私は「ほとり荘」を利用しました。

ほとり荘では参加者には餌一袋がついてきます。
ただ、これだけでは足りないので、自分でも用意して持参することをおすすめします。
受付で購入することも出来ます。

※乗船代は、釣り船組合規定料金として全加盟店で共通です。

※※野尻湖では、どのシーズンに釣りを楽しむにしても遊漁券(釣券)の購入が必要です。
事前購入であれば700円ですが、見回りの係員の指摘で購入に至った場合、1200円と高くついてしまいます。ぜひ事前に購入しましょう。
冬のワカサギ釣り、メインシーズンのバス釣りを1年を通して9回以上楽しむ場合は、年釣券(6000円)の購入がお得です。

ワカサギの釣り方

クリスティアCRT

さて、ボート船に乗り込んだらワカサギ釣りです。

野尻湖のワカサギを釣るには、基本的には電動リールを使います。

今回はダイワのクリスティアCRTを使用しました。

手のひらサイズの電動リールで、これに穂先を差し込んで使います。
滑り止めのついた専用のリール置きテーブルもありますが、ワカサギを狙っている最中は、常にロッドを上下させて魚を誘います。
アタリがあればラインを巻く、また下げるの繰り返しです。

仕掛けは海釣りのサビキ仕掛けのようなもので、ラインに5個から6個針のついたものを使用します。

うまく誘う事が出来ると2匹以上同時にかかることもあります。

本日の釣果

ワカサギ

今回のワカサギ釣りでは、90匹ほど釣ることができました!

船内では2本の竿を出してる方もいて、中には150匹以上釣り上げたツワモノもいました。
水中でせわしなく動くワカサギの興味を引くように、仕掛けを落とし上げては落としの繰り返しで、休む暇はありませんが一気に集中して量を釣るのは普段のバス釣りとは違い、なかなかおもしろいです。

釣ったワカサギは、自宅に持ち帰った後、シンプルに天ぷらにして食べてしまいましょう。

ワカサギ 天ぷら


ちなみに野尻湖のワカサギは、独特の臭みがないため味がいいと評判です。

他のおすすめ観光スポット

ワカサギ釣りの他にも、冬の野尻湖にはぜひ訪れたいオリジナルの観光スポットもあります。

野尻湖ナウマンゾウ博物館

1948年に湖畔の旅館の主人がナウマンゾウの歯の化石を発見したことから、野尻湖では本格的な発掘調査が続けられています。
ナウマンゾウとは、日本の他アジアを中心に生息していたと考えられているゾウの一種で、65万年前から1万5000年ごろ前までの生息が明らかになっています。

野尻湖はナウマンゾウ発掘のメッカです。
これまでに22回の大規模な発掘調査が行われています。

野尻湖ナウマンゾウ博物館では、ナウマンゾウの生体や発掘調査の様子はもちろんのこと、旧石器時代の人類の様子も学ぶことができます。
釣りを楽しんだ後は、私達の遠い粗繊維思いを馳せてみるのも、ロマンがありますね。

まとめ

いかがでしたか?今回は冬の野尻湖に注目して、そのアクティビティをご紹介しました。
バス釣りのような豪快さはありませんが、糸を垂らしてひたすら寄ってくる魚を釣り上げていくワカサギ釣りもなかなかおもしろいものです。

漫画などでよく紹介される、「凍った湖面に穴を開けて糸を垂らす」ということはせず、温かい船の中から釣りが楽しめるのも手軽でいいポイント。

バスが禁漁の野尻湖の冬でも、釣りは楽しめます!
ぜひ足を向けてみてはいかがでしょうか?

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