ビッグベイトを巻くだけでもワクワクするまるおです!
ジョインテットクロー178(以下ジョイクロ178)というルアーをご存じですか?
あえてリップを外し、細身のボディはジョイント仕様でテールにはソフト素材を使用することにより、水をかんだ時にS字を描くようなアクションをする元祖S字系ルアーです。
全長は178mmもあるので、水の外で見ても水の中で見てもその存在感は抜群です。
「ビッグベイトと言えばジョイクロ178!」
と言われるくらい有名なルアーですよね。
しかしその抜群の存在感から
と思っている方もいるかもしれません。
実際に「スモールマウスバス 釣り方」などで検索してみると、小型のワームやハードルアーをおすすめしている記事を多く見かけます。
ですが結論を先にお伝えすると、
- 狙うポイント
- アクション
をスモールマウスバス向きに最適化することでジョイクロ178でも釣ることが出来ます!
そこで今回は川スモールマウスバスをジョイクロ178で釣る時の狙うべきポイント+アクションをパターン化して5つ紹介したいと思います。
- テトラ+着水後放置
- テトラ+ただ巻き
- テトラ+ストップ&ゴー
- 反転流+ストラクチャー
- 流心+ファストリトリーブ
Contents
【居付きのスモールマウスバスを狙う】テトラ+着水後放置
テトラについているスモールマウスに対して有効パターンとして
あえてルアーを放置してジョイクロを良く見せる。
これで、スモールマウスを浮かせてバイトを狙います。
このパターンのポイントは2つあります
テトラから1m以内にピッチングでキャスト
まずはジョイクロ178をテトラの1m以内にピッチングでキャストしましょう。
ピッチングでキャストすることで、着水音を最小限にできます。
これによってスモールマウスに与える警戒心を抑えることができます。
波紋が消えるまで放置する
次に波紋が消えるまで放置します。
着水後のわずかな衝撃でもジョイクロ178はナチュラルにユラユラと動きます。
おそらくテトラについているスモールマウスは、着水したジョイクロ178を
「なんだあれは?」
と思いながら見上げているはずです。
バイトがないからとすぐに回収してしまうとスモールマウスが浮いてきてバイトする間がなくなってしまいます。
着水直後から発生するナチュラルでユラユラと動くアクションに耐え切れず、「すぅ~」っと浮いてくるスモールマウスに食わせの間を作る目安として
波紋が消えるまで放置しましょう。
底から浮いてでもバイトしてくるやる気のあるバスだけを狙えるのだけでなく、場荒れを最小限にできるのもメリットです。
【スモールマウスバスをその気にさせる】テトラ+ただ巻き
1つ目のパターンで反応がない場合に有効なアクションになります。
このパターンのポイントは2つ
ジョイクロ178をテトラの3mほど奥にキャスト
今度はリトリーブでバスにアピールするので
ジョイクロ178をテトラの3mほど奥にキャストします。
肝心なのはトレースするコースをイメージすること。
着水点→通したいポイント→アングラー(ロッド)
を一直線につなぐことが重要です。
この時も着水音は最小限にしたいので距離的に可能ならピッチングで!
ただ巻きのアクションでバスにアピールする
次にテトラの脇をかすめるようにただ巻きしていきます。
ジョイクロ178特有のS字アクションで積極的にスモールマウスへアピールします。
ただ巻きは単調なアクションにも思えるかもしれません。
しかし、リトリーブスピードを変えることでアクションを変化させることも出来るので
何回か同じコースを通す事も有効です。
着水後放置では反応のなかったスモールマウスに対して積極的にアピールし、反応を探ることができます。
【やる気のないスモールマウスバスに】テトラ+ストップ&ゴー
ただ巻では反応がなかった場合に有効なアクションになります。
このパターンのポイントは2つ
- テトラの真横をスレスレで通す
- 真横についた瞬間にリトリーブをやめる
先ほどのただ巻きと同じく、ジョイクロ178はテトラの真横を通してきます。
そしてテトラの真横に差し掛かった瞬間にリトリーブを止めてみましょう。
ジョイクロ178は「ヒラッ」と身をかわすようなアクションをします。
これによりただ巻きの一定のリズムで反応しなかったスモールマウスに対してリアクションバイトを狙うことができます。
【川スモールマウスバス狙いの1級ポイント】反転流+ストラクチャー
川ならではと言ってもいい、反転流にストラクチャーを絡めるパターンです。
このパターンのポイントは2つ
- 反転流にアップストリーム(流れとは逆方向)でスローリトリーブ
- ストラクチャー周辺をネチネチ探る
反転流に絡んでいるストラクチャーへ流れとは逆方向にジョイクロ178をキャストします。
ストラクチャーの周辺まで来たらスローリトリーブにしてネチネチしつこく誘います。
これまでのパターンを参考に様々なアクションを試しましょう。
ベイトが集まりやすい反転流は川スモールを狙う上で外せないポイントの1つです。
そこにストラクチャーが絡めば1級ポイントであるのは確実でしょう。
ストラクチャーについているスモールマウスに対して、反転流を利用し長い時間アピールすることができるので反応する間を作ることができます。
【ビッグスモールマウスバスは流れの中に】流心+ファストリトリーブ
岸際で反応がない時に有効なパターンです。
このパターンのポイントは
- 流心にいるバスに捕食スイッチを入れられる
- ファストリトリーブで見切られる前にバイトさせる
流心・・・川の中でも特に流れが速い箇所のコト!(基本的には川の中心側)
岸際で反応がない場合、流心を狙うのも有効な手段です。
スモールマウスバスは泳ぐのが得意なので流心にとどまる事も可能です。
こういった個体の特徴としては総じてサイズが大きいという事が挙げられます。
バスは捕食時に岸際へベイトを追い込む習性があるので、流心から岸際にファストリトリーブで巻いてくるアクションは有効なパターンと言えるでしょう。
「逃げ惑うベイト」
を演出するイメージです。
複雑で流れの速い流心では、小さいルアーはアピール力が足りないケースがあります。
そこでジョイクロ178の出番です。
複雑で流れの速い流心からファストリトリーブで巻いてくることでジョイクロ178の動きも複雑になります。
これによってルアーだと見切られにくくなります。
スモールマウスバスはジョイクロ178でも釣れる!
いかがでしたか?
今回は狙い所とアクションを5パターン紹介しました
- テトラ+着水後放置
- テトラ+ただ巻き
- テトラ+ストップ&ゴー
- 反転流+ストラクチャー
- 流心+ファストリトリーブ
基本的にジョイクロ178は水面から水面直下で使うルアーなのでバイトの瞬間も見えることが多いです。
ダウンショットやジグのような水中の釣りでは見られないバイトシーンが目の前で見られるのもジョイクロ178を使うメリットだと思います。
存在感を放つジョイクロ178がバスに襲われる瞬間を見られるのはとてもエキサイティングですよ!!
「大きすぎて釣れないだろう」という先入観は1回捨てて、ぜひジョイクロ178で川スモールマウスバスを狙ってみてください。
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